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企画展「社交と嗜好品〜交際の場の飲食物〜」
来館者アンケート結果

ごあいさつ

 企画展「社交と嗜好品〜交際の場の飲食物〜」は令和5年7月15日(土)から令和5年11月12日(日)の期間に開催しました。コロナ禍が収束傾向となって5類に引き下げられ「れきみん秋祭り2023」も4年ぶりに例年通り開催できました。そのおかげで9661名もの皆様にご来館いただきました。
 この企画展では嗜好品を酒やお茶、煙草、駄菓子など個人の嗜好によって消費されるだけでなく、人と人を結びつけ、出会いの場にも繋がるものとして捉え展示紹介しました。また嗜好品が持つ社会的意味にも注目し、その歴史や種類、しょうひ、文化などについても紹介させていただきました。展示をご覧いただいた後、アンケートにご協力いただいた皆様からは年代を越えてたくさんのご感想やご意見をご記入いただいた結果からは、企画展の振り返る良い機会ともなり、当館の職員の励みとなりました。回答につきましては心より感謝申し上げるとともに、今後も皆様のご意見を受けてより良い資料館の運営に努めてまいる所存です。

  2023年12月 館長 鶴谷 研
 期間:令和5年7月15日〜令和5年11月12日
 来館者数: 9,661 人
 アンケート回収枚数: 155 枚

1.年代・居住地

小学生の回答が一番多いのは、学校見学で来館されたときのものがほとんどかと思われます。今回は年代に偏らず幅広い世代の皆様から多くご回答いただきました。昔の嗜好品を知らない方々も多いのですが、当時の人々の暮らし方に関心を持たれてご来館いただいているのではないかと思われます。また、懐かしんだり初めて知ったりして楽しんでいただけたのではないかと思われます。60代前後の皆様には喫茶店のマッチなど当時を懐かしんでいただけたと思われます。

2.来館回数
     

 初めての方が大変多く、企画展への関心を持って入館いただいたのではないかと思われます。また、今年度は4年ぶりに「れきみん秋祭り2023」を開催したので、初めて当館の建物や資料館の展示を初めてご覧になった方も多かったと思われます。一方で4回目の方も多く、企画展や特別展、季節展示等に日ごろから関心を持っていただいて来館されているのではないかと思われます。

3.気に入った所

企画展、常設展、建物の外観・内観、四連隊コーナーを気に入ったところとして回答いただきました。その他にも昔の遊び道具が置いてある体験学習室もお子様方に人気があるようです。企画展示は9万点を越える収蔵物をできる限り皆様にご紹介できるように年3回行っています。より多くの資料をご覧いただけていることに感謝申し上げます。

4.今回の企画展をどこで知ったか
 
 企画展の開催は来館して気づかれた方が圧倒的に多くいらっしゃいました。これは、4年ぶりに例年通り開催された「れきみん秋祭り2023」「みやぎの・まつり」(無料開館)の影響も大きいかと思われます。その他に、市政だよりやホームページ、X(Twitter)をご覧になってお越しいただいた方が多いようです。
 これからも市民の皆様に様々な方法で当館の催しをお伝えできるように努力してまいります。
5.企画展の内容はどうか
      

企画展の内容について多くの方から「とても満足」「満足」と回答いただいております。「ふつう」とご回答いただく方も他の企画展と比べて少し多くなりました。どの世代の皆様にも関心をもってご覧いただけるような展示に今後いっそう努力して参りますので今後もどうかご期待いただければと思います。

6.主な交通手段
      
   電車、自家用車、自転車・徒歩と様々な交通手段でお越しいただいております。週末はプロ野球の開催やその他の催しにより公園駐車場や近隣の駐車場が満車になることが多くありました。自家用車でお越しいただいているお客様からは「駐車場はないの。」と尋ねられることもあります。当館には専用駐車場がないためできるだけ公共交通機関のご利用をお願いしております
7.また来館したいと思うか
      
 

また来館されたいと思われる方がほとんどで大変ありがたく思います。特に今回は県外からお越しいただいたお客様も多く、今後も市内外の皆様の期待にそえるように魅力ある展示に努めてまいります。 


8.企画展・資料館への意見・感想・要望
 
 資料館へのご意見・要望(PDF:230KB)

 皆様からたくさんの感想をお寄せいただき感謝申し上げます。特に今回の企画展の展示については「喫茶店のマッチ」についてご意見を多くいただきました。「もっと見てみたい」「当時はチェーン店ではなく地元の人が営む店が数多くあった」「メニューや店の写真もあるといい」などなどです。また、お酒について「風呂敷に包んで持ち帰るのに包み方があるのが面白い」「嬉しいときも悲しいときもかんぱいしていた」など初めて知ることや懐かしいと感想を寄せていただけた方も多く感謝申し上げます。

一方で「部屋が暗いのにキャプションが小さく読みづらい」「売り切れの図録は再版してほしい」「荷物ロッカーがない」などご指摘をいただきました。荷物は事務室で預かるように声掛けしていますが、表示していないためご迷惑をお掛けしました。また、キャプションについては今後改善を図ってまいります。図録の再版については窓口でもご要望いただきますが、予算が必要なものなので今後検討していきたいと思います。

最後に、閉店された仙台駄菓子「石橋屋」の展示についてですが今回は速報としてミニ展示を行いました。令和6年度には改めて展示を行う予定ですのでどうか楽しみにお待ちください。

 今回もご来館いただいた皆様から多岐にわたりたくさんのご感想をお寄せいただき誠にありがとうございました。今後も改善を重ね皆様に愛される歴史民俗資料館を目指してまいります。