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資料館ノート自主制作ビデオについて
当館では、伝統・伝承技術の記録・保存を目的に、自主企画のビデオテープを制作し、その映像は閲覧・貸出しなどにより公開しています。
これまでに、「桶作り―高橋長三郎さんの技術―」をはじめとし、15本のビデオテープを制作しました。 平成19年度に制作した「仙台竿―竿政・田村政孝の技―」では、最後の仙台竿の竿師(さおし・釣り竿を作る人)である田村政孝さんが釣竿を作る様子をご紹介しています。 仙台竿はかつて伊達政宗も愛用したと伝えられるもので、馬の毛1本で大物を釣り上げられるほど性能がよいと言われます。また竿に塗られた漆は華麗な模様が研ぎだされ、見た目にも非常に美しい装飾が施されています。ビデオでは、材料である竹の選定から、竹を火にかけてクセ(曲がり)を修正していく様子や竹を3本張り合わせて作られる穂先部分の制作工程など、竹が竿へと生まれ変わっていく過程を収録しています。
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