資料館ノート
食卓のある風景
かつて、ほとんどの家では家族揃って、ちゃぶ台を囲んで正座で食事をしていた。厳格な祖父や父親、そして優しい祖母と母親、兄弟姉妹。みんな何となく席が決まっていて、笑顔で食事をしながらも、食事の仕方や箸の使い方などを教えてくれた。食卓の上には、祖母や母が作ってくれた味噌汁や、漬物、煮物などが並んでいました。
今、核家族化が進みそれぞれ皆忙しい毎日を過ごしており、孤食という言葉も聞きます。家族そろって母親の手作りの食事がなかなか出来なくなっているようです。
もう一度、家族がちゃぶ台を囲んで、ひざをあわせて食事をしていたころを考えていただければと思います。
●冷蔵庫の前で
仙台市 昭和37・38年ごろ |
●おいしいね
仙台市 昭和34年ごろ |
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